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2019年10月1日火曜日

台風の速度が遅くなっている

台風による災害がさらに深刻になることを意味しています。
台風が上陸したら長時間暴風雨にさらされるからです。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/060800253/
ナショナルジオグラフィックに掲載。
そして一番被害が深刻になるのは、日本と朝鮮半島です。

ネイチャーに掲載された研究によると、世界中の熱帯低気圧の動きが遅くなっている。
ハリケーン20%、サイクロン19%。
しかし極東の台風だけは、今までより30%も速度が遅くなっているという。
日本人ならこれは研究ではなく、実感しているところだ。
今までなら、上陸すれば速度が急に上がって、
偏西風にのると、台風はあっという間に通過してしまっていた。
台風の通過が遅れているとすれば、
偏西風が遅くなっている、つまり気候変動やらの影響だと言える。

最近の台風は、発生してから南の海上で停滞することが多くなった。
これも速度が遅くなったという証拠かもしれない。
昨年海水の温度が最高を記録している、ということから、
暖かい海の上で、どんどん勢力を強めてから日本に近づいてくるようになった。
これも脅威の一因。

さらに怖ろしいのは、台風の勢力が一番強い場所が、毎年5.3~6.2㎞ずつ
北に移動してきているというのだ。
これは被害地域がどんどん北上している、ということ。
事実、最近は台風が勢力を保ったまま北海道に何度も被害を及ぼしている。
1996年までは、ほとんどがフィリピンと南シナ海でおきていた台風被害は、
1997年以降は、日本、中国東部、朝鮮半島に集中するようになった。
2019年の台風は、ことごとく朝鮮半島を目指している。
最新台風18号の進路も朝鮮半島を通る予想だ。
しかしこの台風の進路の話がネイチャーに発表されたのは2014年。
2019年の日本の災害は、すでに予想されていたということになる。

フィリピンでは風速70mのスーパー台風に襲われたこともある。
895ヘクトパスカルの台風で、最大瞬間風速は105m(アメリカの発表)
現地はほぼ全ての建造物が破壊された。
ということは、これが今後日本を襲う日がくるかもしれない。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3432/1.html
この時フィリピンでは、
高潮が津波のように何度も押し寄せ、水の壁の高さは4mにもなった。
このような台風が日本近海で発生した時点で、日本は避難を呼びかけられるでしょうか。
台風が通過する所にいたら、助かりません。
消防士たちが残されたりしないでしょうか。

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