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2020年6月4日木曜日

次亜塩素酸噴霧やめて

次亜塩素酸水を噴霧器で霧状にして加湿器のように噴霧している老人施設は多いです。
コロナ以前からインフルのウイルスを消滅させると信じてやっています。
しかし、狭い事務所で噴霧されると、目にしみます。
きっとこれを吸い込んでいるのだから、肺の損傷をおこしているだろう、
と思い、人が見ていない時はスイッチを切っていました。

老人施設の人は「これは人には害はないの」と言っていましたから、
そういうふれこみで売り込まれたのだろう、と思いました。
私は「健康に有害」と教えたけど、誰も聞いてくれなかった。
最近では保育園でも使われているらしい、無知は怖い。
首から次亜塩素酸を下げてる人もいた、もう宗教としか言いようがない。

家庭で使う漂白剤は「次亜塩素酸ナトリウム」これはアルカリ性で刺激が強い。
今回噴霧が問題になっているのは「次亜塩素酸水」これは弱酸性だから、
安全を謳って多くの商品が出回っている。
しかし今回経済産業省が噴霧はやめて、というニュースになった。
こちらは経済産業省のファクトシートです。
https://www.meti.go.jp/press/2020/05/20200529005/20200529005-3.pdf
ざまーみろ、と言いたいところだが、その施設は辞めてしまったから残念(笑)

経済産業省というより、WHOが消毒剤を人体に噴霧することはいかなる状況でも
推奨されない、と言ってくれたのである。
推奨しないって、やめろってことです。
まあ、消毒剤を注射したらいいんじゃないか?という大統領がいるくらいだから(笑)
コロナにいいどころか、こんなのインチキだからね。

経済産業省のファクトシートでは、WHOだけでなく、アメリカCDCまで
引用されている。
中国でさえ、人がいる空間では消毒薬はまかないで、と言っている、これも笑える。
日本の厚労省も、吸い込んだら有害ですよ、と言っている。
でもこれはコロナより前から噴霧しているんだから、
厚労省の対応はいつもながら遅すぎ。
でも厚労省の耳に入るくらいだから、ほとんどの施設が使っていたんだろう。
ここにきて、コロナ対策で噴霧器がバカ売れしたので、
あわてて通達した、というかんじだ。
でも信じて高額の機械と液体を大量に買ってしまった施設はどうしたらいいんでしょう。
業者は引き取ってなんてくれない、だまされて大損、でおしまい。

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