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2020年10月29日木曜日

マスクテスト

本物の新型コロナウイルスを使ったマスクのテストの結果がありました。(新型コロナウイルスの空気伝播に対するマスクの防御効果で検索)この実験はマスクをしていないとウイルスを100%吸い込むという前提です。

マスクは布マスク、不織布マスク、N95。
ウイルスを吐き出す人はマスクを付けず吸い込む人だけがマスクを付けた場合。
布マスクでは17~37%吸い込むウイルスが減ります。不織布では47~50%、N95マスクでは79~90%のウイルスの吸い込みを減らすことができました。
しかし、N95は顔にしっかりフィットさせないと効果が悪くなります。N95をしているから、といって安心はできません。またフィットさせていても、一定量は吸い込んでしまいます。

この結果から、めの荒い布マスクではウイルスの83%を吸い込んでしまうということがわかります。布マスクにもいろいろあるので、どのような布マスクが安全なのかはわかっていません。しかし不織布マスクは、どれも大差なく、目の前に吹き付けられたウイルスの半分は除去できることがわかります。

今度は、ウイルスを吐く人がマスクを付けて、吸い込む人がマスクを付けない実験です。
ウイルスを吐く人が布マスクを付けていれば、マスクをしてない人の前で咳をしても、吸い込むウイルスを布マスクは57~76%減らすことができ、不織布マスクでは58~73%減らし、N95は99~100%、回りに感染者を出す心配がまったくないという結果です。

そして、両方の人がマスクをすると相乗効果でさらに感染を抑制できるということです。それでもマスクだけでは完全にウイルスを阻止できないので、やはりソーシャルディスタンと換気を組み合わせることでしょうか。

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