日本語で「のどの痛みにマショマロ」と検索するとたくさんの記事がありますが、
なんてことでしょう、詳しく調べると、笑ってしまいます。
嘘、と言うよりは、たぶん勘違いでしょう。
中には「ヨーロッパではマショマロ治療は有名」などと書いている人も・・・・
こちらのマショマロは、たぶん古代ローマやインドでも使われていたという
marshmallow rootでしょう、植物です。
根のほかに、葉や茎など全てが薬用に使用されます。
お菓子のマショマロとは違って、
欧米にはマショマロというハーブがあるのです。
こちらに写真もあります。
http://wellnessmama.com/15243/marshmallow-root-herb-profile/
お茶などにして使用されるハーブです。
喉の痛みのほかに、咳や、皮膚、利尿、気管支炎
ドイツでは胃の炎症に使用されているそうです。
フラボノイドが抗炎症作用をします。
詳しくはこちらに
http://www.meadowsweet-herbs.com/article/marshmallow-2/
マショマロのゼラチンがコラーゲンのため、それで皮膚にいい、
とちゃんとわかって書いているサイトももちろんあります。
しかし、ここで困ったことには、
マショマロは本当にゼラチンで作られているのか、ということです。
私はマショマロを作ったことがあるのですが、
材料は卵の白身を泡立てたメレンゲとゼラチンと砂糖です。
しかし、日本のスーパーで売っている、日本のメーカーのマショマロが、
これらの材料で作られているとは思えません。
ヨーロッパのメーカーのクッキーが、小麦粉と砂糖とバターだけで出来ているのに対して、
日本のメーカーのクッキーはいろんな物で作られていますよね。
ショートニングやら、不思議な油とか・・・・・
ここでは細かくは書きませんが、
そういうわけで、日本のマショマロを食べて、喉の痛みに効くかは疑問です。
しかしゼラチンが健康にいいというのは、今や常識。
海外では、変形性関節炎に効く、と言われています。
日本では、高価なコンドロイチンだけが有名ですが、
スーパーのお菓子売り場で2~3百円で売っているゼラチンが、
膝(ひざ)の痛み、腰の痛みに効果がある、と海外では一般的な話です。
http://www.grassfedgirl.com/top-20-health-benefits-of-gelatin-helps-prevent-arthritis-cellulite-stretch-marks-wrinkles-brittle-bones-and-more/
ほかに、爪、髪、歯、肝臓、消化、減量、ホルモンなど20ほど書かれています。
骨はカルシウムとコラーゲンでできているのもよく知られていますよね。
それに日本では高価なコラーゲンが皮膚に浸透してお肌つるつる、という
高い化粧品がたくさんありますが、
私は安いゼラチン食べてお肌ツルツルです。
だいたい、人間の肌が、塗ったものをなんでも吸収していたら
大変なことになるのですから、塗った化粧品に効果があると思うのが間違いでしょう。
私は化粧品には、乾燥を防ぐのと、紫外線から守る以上の期待はするべきではない、
と思っています。
2015年3月7日の日刊ゲンダイでは、ゼラチンが中高年の諸問題を解決する、
という記事が掲載されました。
まずは顔がツルツルになる、と書かれています、
これは私も実感していますので本当だと思います。
たぶん、膝や腰にもいいと思います。
喉も皮膚ですから、のどの痛みにも効くと思います。
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