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2019年2月14日木曜日

抗生物質と糖尿病

ニューキノロン系の抗生物質の副作用として
血糖値を一定に保とうとする力を低下させて
糖尿病を悪化させてしまうことがあります。
また、糖尿病治療薬の効果を増強させて、
低血糖をおこしてしまうことが知られています。
さらに腎臓病、肝臓病の人の投与には細心の注意が必要です。
https://www.urodoc.jp/cyclopedia/archives/37

1990年代に登場したニューキノロンは、強い抗菌作用と少ない副作用で、
いっきに抗生物質の主役になりました。
抗生物質は良く使われる病気に、性病があります。
ニューキノロンの登場で、淋菌感染症は激減しました。
しかしそれから5年もたたないうちに耐性菌ができてしまい、
淋菌が増えてしまったのです。
現在では淋菌の治療にはペニシリン、クラミジアの治療にはマクロライドか
ニューキノロン、と分けて使われています。

ある研究では、抗生物質の服用で、2型糖尿病にかかりやすくなるという。
抗生物質で腸内細菌叢が影響をうけた結果ではないか、という説が有力。
もともと腸内細菌叢のなにかが、糖代謝や脂肪の代謝に影響を与えている、
と言われているので、抗生物質で腸内細菌叢が破壊されることで、
このような副作用が出ることは特に不思議ではない。
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2015/024101.php

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