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2015年8月2日日曜日

かかりつけ医ってなんだ

いつも診てくれる先生でしょ。
それ以上はちゃんと説明できない。
それでは説明しよう。
「かかりつけ医」とは
  ・気軽に通うことができる
  ・患者の病歴を把握している
  ・専門医に紹介状を書いてくれる
  ・患者に寄り添い、長い信頼関係を築く主治医のこと
だそうです。

「こんな医者ならかかりたい、最高のかかりつけ医の見つけ方」
という本の紹介で書かれていました。
著者は、真野俊樹、自らも医師で、多摩大学大学院教授
http://www.tama.ac.jp/guide/teacher/mano.htmlこちらに詳しく。
医療マネジメントが専門。
著書も多数あるようです。

この本では、世界のかかりつけ医制度を紹介。
日本の目指すべき道を探している。
高齢化が進むと、ますます大きい病院での受け入れはきびしくなっていく、
現在では、治療困難で終末医療の患者の8割が病院で息をひきとっている。
将来的には、これらの患者をうけいれていては、病院の負担が大きくなってしまう。
そこで政府がめざしているのは
「時々入院、ほぼ在宅」訪問看護を利用して、家で治療、介護をしよう、というもの。
http://dot.asahi.com/dot/2015072400043.html?page=1
とここには書かれていますが、

実はもうすでに、大きい病院は高齢者で手一杯。
私が入院したときには、ほぼ会話をした全員から「お若いのに、何の病気」
と聞かれるしまつ。(突発性難聴でした)
診察を待っていた50代くらいの男性は
「予約が2ヶ月先って言われたんだけど、絶対間に合わない、死んじゃう、と
 受付に何度も電話したら、やっと診てもらえた」という。
長くかかっている高齢者が一杯で、今の社会を支える40,50代の
すぐに専門的な治療が必要な人が診てもらえない。
看板には専門医療の病院となっていますが、ほぼ老人病院となっています
この病院の待合室にいる人の9割は70才以上だと思います。
これが東京で最先端医療を担う病院です。
その老人達はといえば「一度入っちゃえば、ずっと診てもらえるし、他の科も
診察し放題だからいいわよね」などと言っている。

政府はやっと重い腰をあげ、首都圏介護クライシス対策として、
老人の地方移住を提言して話題となりました。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/15/238739/062400007/?rt=nocnt
私も田舎に引越したい。

かかりつけ医についてでしたね、やれやれ。
先生には「専門医」と「総合医」があるそうです。
近所のかかりつけ医であれば、幅広い知識のある総合医です。
NHKの「ドクターG」みたいですね。
広い知識が必要な総合医は、頻度の低い難病などの知識はないこともある。
難しい病気が疑われれば、専門医を紹介してくれます。
小児科は総合医ですよね。

そしてこの本で、この著者が「いい先生」というのは、
患者の健康に対する気配りのできる人だそうです。
この本を読んだ医師の、感想が書かれているブログを見つけました。
http://yangt3.blog.so-net.ne.jp/2015-05-18
医師の立場から読むと、こんな風に感じるのでしょうか。
ふむふむ。
この先生の考える良い医師とは、にも考えさせられます、読んでみてください。
(CDCや厚労省のサイトは丸写しするけど、誰かが一生懸命書いたブログを写すのは
 気がひけるので書きません)

こちらの先生はかかりつけ医をこう表現しています。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=110542
信頼できる医師とは「その先生の言うことであれば、もしも間違っていても、
もしも自分に当てはならなくても致し方ない」と思える医師のことだそうです。
私は今の先生も、以前診てもらっていた先生も、こういう風に思っています。
まあ、2人とも、呼吸器学会で有名な先生みたいなので、
これ以上の先生はいないようだ、というのもあります。

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