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2018年11月7日水曜日

インフルエンザワクチン

インフルエンザ予防接種をうけてきました。
近所の病院で3000円。
インフルエンザワクチンに詳しいファイルを見つけました。
https://www.japan-who.or.jp/library/2010/book4204.pdf

予防接種といえば副反応が心配されますが、
卵アレルギーの人が、起こすアレルギー反応は、
実は添加物のゼラチンが原因だったということがわかり、
最近のワクチンには、ゼラチンは添加されなくなったそうです。
また、防腐剤として添加されているサロメチールも、
副反応の原因として心配されていますが、
ワクチンの保存のために完全には除去できないものの、その量は減らされている、
ということです。

インフルエンザワクチンは卵で培養されるのは知られています。
しかし、この卵は食用の物ではありません。
特別な施設の中で、ワクチンのためだけに飼育された鶏が生んだ卵です。
卵だけでなく、親鶏も特別なのです。
卵は受精卵でなくてはならないので、オス鶏の飼育も必要となるので、
養鶏業者は負担が大きくなります。

ワクチンを作るためには、この特別な鶏の準備から必要なので、
ワクチンの出荷までの期間は1年以上必要なのです。
今年はワクチンの需要がないから、と言ってワクチンの生産量を減らして
しまうと、養鶏場には大きなリスクとなり、
安定したワクチン供給ができなくなってしまいます。

そして優秀なワクチンが製造されるのですが、
型が合わないと、当然効果はでません。
ウイルスは毎年変異をするので、その監視が必要になります。
以前は、ワクチンとウイルスに大きな差がみられることもあったそうですが、
最近はこれが一致することが多く、以前より信頼できるそうです。
これはWHOが監視網を整備し、変異をおこしたウイルスを集めて解析する
体制をとっていたことの成果です。

そして、新しい鳥インフルエンザのパンデミックにも備える必要があります。
強毒性のH5N1が継続して人へ感染し続けていることから、
すでにワクチンは製造され、ベトナムの株が3種、
その他3種のワクチンが製造されていました。
平成18年から20年には、これらのワクチンが3000万人分備蓄されていた、
ということです。
大きく報道されることはありませんでしたが、
実はかなりパンデミックの危険があり、政府は用意していた、
ということのようです。
N5N1がパンデミックしたら、人類は半分以上を失うことでしょう。

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