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2018年11月2日金曜日

デイサービスレクを妨害する利用者

高齢者デイサービスで週に2回レクをやっています。
ここの利用者さんの中には、レクリエーションの内容が気に入らないと、
大声で、レクをやめるまで「これは良くないんだよ」と言い続ける人がいます。
この人が声を上げはじめたら、もうこのレクはやめなくてはいけません。

その他にも、「あんたね、嫌がらせするんなら、他の人にもしなさいよ」
と言って、私のことを周囲の人に「あの人は私にいつも嫌がらせをするんだ」
と言いふらす人がいます。
その人は職員をひとりづつ呼んで、私が嫌がらせをすると訴えます。
もちろん嫌がらせなんてするわけありません。
カルタをするグループを決めたのですが、
デイのカルタを使ったら、セットが足りなくて、
その人には「ここは5人でやってください」と言ったところ、
その人が「私の前にカルタがない」と逆上。
自分が中心でないと気に入らないのです。

こういうわけで、ここでのレクはとても大変です。
先日は、利用者さんが、新人の職員に
「なんかはっきりしないんだよ、もっとはっきり言えよ」
などとしつこく言ったので、この職員はストレスでおかしくなってしまいました。
この利用者さんは、認知症で、物取られ症があるのですが、
本人は全く健康だと思っています。

ほかにも、いきなり逆上して「このやろう」などと怒る人がいますが、
この人はこれらの行為が問題になって、
もうすぐ退去になるそうです。
たぶん入居の時のお約束があったのでしょう。
お約束を守れないと老人ホームを追い出されてしまうこともあります。

だいたいデイサービスのレクってなんなんだろう。
「他者との交流を図り、孤独や孤独感を解消したり、人との関係での
 楽しさや喜びを見出すことのできる余興」なのだという。
https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20180329234339.pdf?id=ART0009070318
ここでは「個々のニーズに合わせた効果的なレクリエーションの提供が
行われていない」と書いてあります。

しかし全員に合ったレクなんてこの世には存在しないのです。
頭がしっかりしていて体を動かすのが嫌な人と、
字を見てもよくわからないけど、体を動かすのならやる人、
だいたいこの2つに分類できます。
前者はカルタや文字遊びを好み、後者はゲームなら参加します。
どちらかに合わせると、他方がつまらないわけです。

また、上に貼ったサイトには「職員が一緒にレクを楽しんでいるか」
という項目があるのですが、レクは負担になるもので、
楽しいものなんかではありません。
自分で何をやるか考えて、全部自分で用意しなければいけません。
その証拠に、ネットにはレクに対する悩みを相談する掲示板の投稿が多いです。

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