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2019年1月27日日曜日

潜在性貧血

特に貧血の症状はなくても、体内に蓄えられた鉄分が不足している状態です。
このような状態でも、活気を失い、感染に対する抵抗力を弱め、
病気からの回復力を弱めてしまいます。

便秘もまた貧血様症状を起こすと言われています。
便秘をすると、血液中に一酸化炭素が増えるという研究もあります。
一酸化炭素は、赤血球のヘモグロビンと強く結合して、
赤血球が酸素を運ぶ力を弱めてしまい、貧血があるのと
同じ状態にしてしまいます。

貧血は血液検査のヘモグロビン値でわかります。
ヘモグロビン値の値は、11.3~15が正常。
正常値であっても貧血の症状を訴える、これが潜在性貧血です。
私は3か月ごとの検査で、12.2~13.3です。
女性は12未満が貧血なので、ぎりぎりのところです。

体内の鉄分の3分の2はヘモグロビンに存在します。
残りの3分の1はフェリチンに含まれ、これが不足するのが潜在性貧血です。
フェリチンは鉄を貯蔵する蛋白。
体内の鉄貯蔵と、血清フェリチンの値は比例するため、
体内の鉄貯蔵の値としてフェリチン値を検査します。
心配な人は、フェリチン値を検査してもらうように頼まないといけません。
普通の血液検査の項目にはありませんから。

ではフェリチン値を上げるにはどうしたらいいでしょう。
鉄分を摂取するのはもちろん、タンパク質、ビタミンC、
さらにビタミンEとビタミンB2があるとなおいいそうです。
他には、鉄、亜鉛、コラーゲンを一緒に摂ると良い、という人もいます。

貧血を鉄剤で治療する場合、ヘモグロビン値が正常になってから、
3~4か月後にやっと貯蔵鉄量が正常になるので、
鉄分治療の中止には、フェリチンの正常化が大事になると言います。

フェリチン値が低いのは問題なのですが、
フェリチン値は、貧血とは関係なく、悪性腫瘍、肝障害、心筋梗塞、
感染症などでは、鉄分とは関係なく高くなります。
数値は25~250未満が正常値となっています。

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