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2019年9月21日土曜日

咳止め薬乱用が日本の社会問題

咳も出ないのに咳止めを大量に飲む若者が社会問題になっている。
薬局やネットの普通のサイトで買えることから、
10代の若者に広まっているという。
国では咳止め薬はひとつの薬局で一人ひとつ、という決まりを作った。
ネットでも1回1個限り、と書かれている。
しかし、駅前のドラッグストアを回れば1日でいくつも買えることになる。

咳止めは以前から常習性が問題視されていた。
コデインは少量であれば市販薬に入れることができ、
その場合の名称は「家庭麻薬」となっている。
コデインはあへんから抽出される成分だからです。

最近は合法ですぐ手に入る薬物、ということが知れ渡り、
さらに、飲めば幸福感が得られる、などとネットに書かれているという。
もちろん通常の飲み方では大きな問題はない。
私が飲んでいた(もちろん咳で病院処方)コデインはよほどの長期に大量に
飲まなければ中毒などにはならない。
コデインは中枢神経に働き、咳や痛みに作用します。
その鎮痛効果は、アスピリンより大きく、モルヒネよりずっと小さいというもので、
有効な医薬品です。

市販薬、ルル、ベンザ、パブロンなどの代表的な風邪薬にもコデインは含まれている。
アメリカで、コデイン類が子どもの呼吸を抑制する問題に対する措置がとられたので、
日本でも上記の風邪薬は、今まで12歳未満は服用不可であったものが、
6歳未満服用不可に変更になりました。

しかし中毒者の飲み方は、異常に大量を飲み、麻薬的快楽を得るというもの。
1日に2瓶160錠飲む人なんて珍しくもなく、
1日700錠という人もいた、という。
ここまでくると、意欲食欲をなくし、社会生活はできなくなり、
薬をやめても元に戻らない。
特にブロンの禁断症状は覚せい剤よりつらい、と言われています。

精神科で治療を受けた若者の4割が、咳止め薬や風邪薬を乱用していたという。
最近、公衆トイレに、咳止めの瓶25本が捨ててあった、
という投稿が話題になりました。
このような飲み方をする人が少なからずいる、という証拠です。
対策には、家族が精神福祉保健センターに相談に行くとこが勧められている。
そんな家族がいたら中毒なんか、ならないような気もするが・・・

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