本当のってどういう意味か、というと。
2019年8月テレビのニュースで、死亡者が100人を超えたという報道がありました。
しかしこれは本当ではありません。
ここ毎年の死亡者は1000人ちかい、これが本当の死亡者数。
2010年の熱中症での死者は1731人。
1993年ころまでは平均年67人であった熱中症死亡者は
1994年600人に跳ね上がり、その後しばらくは200人前後でしたが、
ここ10年ほどはだいたい1000人近くを記録しています。
救急車で搬送される人数も2010年以降ずっと5万人前後です。
ちょっと頭が痛い、これも熱中症ですが、これでは搬送されません。
実際数千万人が熱中症になっているかもしれません。
ではなぜテレビで死者100人と報道されるのでしょう。
これは交通事故の死者数と同じカウント方法だからです。
熱中症では、ほとんどの人が入院4日目までに死亡します。
この入院2日目以降に死亡した人は、テレビの死亡数にはカウントされないのです。
救急車で運ばれて初診時に死亡していた人だけが死亡数として発表された結果です。
ですから、入院後に沢山の人が死亡している、というのが事実です。
半月、1か月後に死亡、という例もあります。
ではなぜ死に至ってしまうのでしょうか。
それは、熱中症は、症状がどんどん悪くなるからです。
本当は、ふらふらして気分が悪い、これで立派に搬送状態です。
この後、急速に症状が悪化する人がいて、そのような人が亡くなります。
しかし患者の周囲の人が、これで死にそうになっている、とは思わないため、
病院に行くのが遅れてしまいます。
それで死んでしまう人が続出しているのです。
患者本人も、少し休んでいれば治るだろう、と思ってしまうのが死者を増やす原因です。
私も熱中症になり、吐いた後、一人で家で寝ていました。
死んでしまうところだったかもしれません。
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