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2019年12月2日月曜日

熱中症になるのは暑いから

熱中症になるのは、なった人の健康状態や、水分の摂り方が悪い、
ひいては運動をしてないから熱中症になった。
という厚生労働省のサイトに書かれているのですが。
http://www.wbgt.env.go.jp/pdf/gline/heatillness_guideline_4-A.pdf
違います、熱中症になるのは暑いからなんです。

同じ運動をしていても熱中症になる人とならない人がいるので、
このような書き方になるのでしょうが、
熱中症になるのはその人が悪いからではありません。
近年の夏の異常高温のせいです。
これを地球温暖化というのかは、小泉環境相にきいてみないとわかりませんが・・
事実として、10年ほど前までは、熱中症の死亡者が1000人を超すことはなかった。

熱中症の死者が毎年1000人近くでてしまう理由を、
こちらのニュースでは、熱中症が死を招くものだという意識の低さと、
周囲の人たちの救護が遅いこと、緊急性を感じる人が少ないことだと指摘している。
https://news.yahoo.co.jp/byline/nakazawakosuke/20180715-00089500/

クラブ活動では、頭が痛い、嘔吐くらいで救急車を呼んだりしない。
そんな大げさな、とみんなが思っている。
意識を失い倒れて、やっと救急車を呼ぶ。
意識を失ったら、もう生死をさまよう状態であることを周知するべきなのに。
本人も、あれ?、具合悪いな、と思ってもがまんする。
それで多くの子どもが死んでいます。
もっと熱中症の危険をテレビが伝えるべき。
そうじゃないと、ますます暑くなるのだから、どんどん子どもが死んでしまいます。

危機意識が低いのは医師も同じ。
残念ながら、緊急の治療が行われずに亡くなってしまった野球部の子の、
壮絶な治療の記録がこちらに書かれています。
http://www.medsafe.net/precedent/hanketsu_0_335.html
彼には厚生労働省の言う、運動不足はあてはまりません。
持病があったという記述もありませんし、健康には問題がなかったようです。
日頃鍛えているのですから、暑さには十分耐えられる体力があったでしょう。
高齢者でも乳幼児でなくても、健康な若者でも、
炎天下で運動をすれば熱中症で死亡するのです。
厚生労働省も、認識を改めて欲しいです。

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