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2019年12月7日土曜日

首都直下地震で生き残れるか

首都直下地震がおきたら・・・・
まずは揺れによる倒壊。木造家屋のほとんどが壊れるということです。
次に火災、火災旋風がおきます。
東京の家はほとんど庭がありません、家と家の間は20㎝ほどです。
こうしてびっしりと家が立ち並んでいるのです。

関東大震災では、月島(もんじゃで有名な所)の住民が、
陸から火災の火がせまり、海に逃げて多くが溺死しました。
東京湾は、石油コンビナートで火災がおこれば・・・アウトです。
化学物質を扱っている工場で火災やガスの噴出などがあれば、これもアウト。
川崎あたりは、地獄になるかも。
ガソリンスタンドの近くはどうなんでしょう。

東京は高層ビルに多くの人がいます。
この人たちが降りてくると、道は人であふれ、将棋倒しがおこります。
ビルの中が無事であれば、外に出ない方が安全です。
高層ビルは、大きく揺れることで建物への損傷を少なくするようにしています。
建物が無事です安全です、というだけで、中の人の安全は設計には入っていません。
コピー機が飛んできたら、助かりません。

横浜では丘の斜面に張り付くように、多くの住宅が立ち並んでいます。
この丘陵が液状化で土砂崩れをおこします。
山手線は土を盛った上を走っていますので、これも崩れるかもしれません。
埋立地では液状化がいたるところでおきます、豊洲あたりです。
昔は道路が舗装されていなかったので、道にいた人は液状化で
地面に埋まってしまいました。
電車は開通のめどが立たないということです。

最後のとどめが、中川、綾瀬川、墨田川の堤防が液状化や地震の衝撃で
壊れて、ゼロメート地帯に大量の水が津波のように押し寄せます。
危険なのは、荒川区、江戸川区、墨田区、葛飾区、足立区などです。
江戸川区はハザードマップに書かれている「ここにいてはダメ」という状態になります。
大阪の地震では、実際に堤防が液状化で2mも低くなり、決壊寸前だったのです。
ゼロメート地帯は、普段から水面より2~3メートルも低い所に家があります。
家の倒壊を免れ、火災をくぐり抜け、生き延びた!
と思った人々は水にのまれて亡くなります。

それでもなんとか生き延びた人は、満員の避難所に入ることもできません。
マンションは倒壊リスクが少ないので、マンション住民は避難所には来ないでください。
避難所は家を失った人の最後の砦です。
食料と水を備蓄していないと、何も口にしないで1週間が過ぎていきます。
その後は、どうなるのでしょう。
関東大震災では、上野公園に避難した人で公園は糞尿まみれになった、ということです。
この人たちは、政府が用意した電車で、とりあえず埼玉に移送されました。

そして誰も知らないうちに、東海原発が電源を喪失するかもしれません。
新潟中越地震では、刈羽崎原発は事故をおこす寸前だったそうです。
最近は茨城が震源の地震が多発しています、茨城が震度7になる可能性もあります。
携帯基地局の電源は1日でダウンするそうです。
ネットの情報がないまま、人々は風向きによっては激しく被ばくします。
さて、表題の生き残れるか、ですが、とても難しいです。
怪我をして、傷口が化膿した場合、数日で高熱が出て死亡します。
負傷者は10万人程度と言われていますが、負傷すれば生き残る確率は低くなります。

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