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2020年2月23日日曜日

新型コロナ治療薬、人体実験

中国での壮大な臨床実験のおかげで、今後の感染者には有効な治療が見出せそうだ。
日本の厚労大臣が名前を出した薬もその一つ。
中国がばらまいた疫病なのだから、感謝をする必要はないかもしれない。

入院した中国人たちは、薬の投与で安心した人も多いだろうに、
中には、SARSの治療で否定的だったステロイドの投与をされた人もいた。
当然その場合予後はとても良くない。
ステロイドは免疫力を抑えるのだから、そのせいで悪化した人がいても不思議ではない。
そんな薬の投与が中国では今も続いているようだ。
その成果を世界中が待っているのも、どうかと思うが、これが医学。
治験あってこそのエビデンスだ。

今回もSARSとMERSに効いた薬を中心に使用しているが、何年も経つのに、
なぜ特効薬やワクチンがないのか、それは失敗したから、という話もある。
終息してから薬ができても儲からないからなのかもしれない。
そういうわけだから、新型コロナの薬ができると期待してはいけない。
とにかく今ある薬で治療をしよう、というのが世界の流れ。
そのために、中国ではあらゆる薬が試されたのではないか、と思う。
それを人体実験とは言わない、臨床試験というのだ。
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/20/02/04/06513/
治療に使われた薬を紹介する。

ウミフェノビル「アルビドール」抗ウイルス薬
インフルエンザ及び急性呼吸器ウイルス性感染症の治療薬(500例)
https://bibgraph.hpcr.jp/abst/pubmed/31094461

メチルプレドニゾロン(副腎皮質ホルモン剤)
https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00065704.pdf
禁忌に、防御能を低下させるので、感染症を悪化させる恐れがある、と書かれる。

リン酸クロロキン(抗寄生虫薬、抗原虫薬)マラリア治療薬
中国科学技術部が重症化率を下げ、肺画像好転させ・・・とにかく効く、と発表。
https://www.afpbb.com/articles/-/3269184
十数か所の病院で使用、非常に明確な治療効果を示したとする。

ロピナビル、リトナビル配合薬(HIV薬)「カレトラ」

インターフェロンβ-1b は主に他の製剤と組み合わせで使用。

バロキサビル マルボキシル「ゾフルーザ」抗ウイルス薬
ウイルスが細胞内で増殖する時に使う酵素を阻害するため、
ウイルスの複製を阻止する。

ファビピラビル「アビガン」抗ウイルス薬
中国で副作用も少なく効果があった、として中国でも生産がはじまったということです。
新型インフルエンザに備えて備蓄されていたため、日本に大量にあるようです。
政府はこれを活用しようとしています。
うまくいけばいいですね。

エボラ出血熱の治療薬「レムデシビル」は
サルでMERSの予防・治療効果があった、とされている。
中国では6日から重症患者への臨床試験がはじまった。

これらの治療薬は単独よりは、複合で投与されることが多いようです。
アルビドールは単独で、そのあとの2つも単独で投与されているが、
その他はその時々の判断で複合的に投与された。
これらの薬はSARS、MERSでも使用されたが、これらの薬にたどりつくまでに、
手あたり次第に薬を投与する実験的な治療が行われたのではないかと推測する。

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