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2021年1月17日日曜日

介護殺人事件

介護をしている人が、要介護者を殺してしまう事件が多発しています。介護なんて仕事ならともかく、家で24時間やるのは地獄。どんな人にも我慢の限界はあるのだから。たぶん人の脳には、自分の脳を守るために自分にとっての危険因子を排除するように指示をだすシステムがあるのだろう。このままでは自分の脳が破綻してしまう、という警報がでて、とにかく自分を守らせるのだろう。
一番きついのは高齢者の暴言。移乗が重いとか、腰を痛めるとか、介護の大変さはそういうものだと思われているようだけど、一番我慢ならないのは暴言です。次は何度も何度も呼ばれることかな。これを家で毎日やられたら、事件になってもしかたないと思う。私は施設職員だから、呼ばれても無視です(笑)なんでもないのに10分おきにコールを押す人とかいますから。
暴力がひどい人は即退去です。
暴言というと怒鳴るように思うかもしれないが、そういうのは少なくて、いちいち文句つけるというのが多い。「なんなのよ、そのやり方は!」とか「早くしてよ!」とかホントに酷い。だったら自分でやれよ、と言ってしまいそうになります。それが虐待の原因になるのだと思う。世話をしてもらっている、ということを認知症で忘れるのでしょうが、介護職員が世話をするのを当たり前だと思っている態度がホントに嫌です。
もちろんほとんどの人は「ありがとう」と言ってくれます、認知症の人でも感謝の気持ちを伝えてくれる人もいます。こういう風に歳をとれたらいいなと思えます。

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