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2021年1月4日月曜日

医療崩壊でおこること

医療崩壊でおこるであろうことで、一番怖いのは、高齢者施設の患者を受け入れてもらえなくなることです。高齢者施設の患者は、初めから要介護なわけで、退院するまでずっと手がかかる患者なので、いわゆる一番嫌がられる患者です。
さらに医療機関に嫌がられるのは、一部のアホな介護施設が、治った高齢者を引き取らない、という事例がかなりあるというのです。退院できますと連絡しても、他の入居者にうつるのではないか、と心配して、引き取らないというのです。それでいつまでも入院している高齢者のせいで、ベッドが空かない。テレビではこういう事例に、医師が感染しないことを説明して、なんとか引き取ってもらった、という話しをやっていました。こういう事があると、高齢者施設の患者というだけで敬遠されてしまいます。家に住んでいる高齢者は要介護かどうかはわからないですよね、熱のせいで歩けないのかもしれませんし。
旭川では、高齢者施設の患者を入院させないで、施設で診るように、と行政から指示されたこともありました。
普段、介護施設では責任問題になると困るので、大したことなくても、すぐ病院で診察させます。頭をぶつけたら必ずです。じんましんで、休日に救急外来に行ったこともあります。お得意さんなんですから、コロナになったら入院させてくださいよ。

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