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2020年3月20日金曜日

肥満は死亡リスク新型コロナウイルス

新型コロナウイルスでは、肥満は死亡リスクをあげるようです。
よく比較対象になる2009年の新型インフルエンザですが、この時も持病のある人の
死亡リスクは高かったのです。
テレビでは全く報道されない肥満の死亡リスク。
新型インフルエンザでは肥満のある人は、そうでない人の36.3倍の死亡リスクでした。
肥満人口の多いアメリカは(成人の4割近くが肥満)
これから怖ろしい数の死者が出るかもしれません。

テレビでは、基礎疾患のある人は要注意、ということですが。
新型インフルエンザの時の疾患別の死亡リスクは、その疾患を持っていない人の何倍か、
という数字がでています。
喘息・・・・・1.7倍
糖尿病・・・・・4倍
心臓病・・・・9.2倍
神経疾患・・ 13.1倍  
肝臓病・・・ 17.4倍
腎臓病・・・ 22.7倍
喘息のような呼吸器疾患はさぞリスクが高かったのだろう、と思いきや、
そうでもないので、ひと安心です。
これはインフルの数字ですが、新型コロナウイルスでも
糖尿病のリスクは高いと言われています。
新型コロナウイルスでは腎不全が報告されているので、腎疾患はリスクが高いでしょう。

今回の新型インフルエンザが流行した中国の地方には、
肥満の人が少なかったのかもしれません。
中国から肥満のリスクは報告されませんでした。
肥満とはただ太っているだけではなく、健康に問題がある場合は
「肥満症」という病態となります。

研究によると、中年期の肥満はアルツハイマー病などの認知症のリスクを
高めるが、高齢者の肥満は認知症のリスクを下げる、というものが多いそうです。
私の私見では、太って身体機能を悪くして車椅子で頭はしっかりした人と、
やせ型で重い認知症の人がうろうろと歩き回っている、という印象が強いです。
そんなに多くの高齢者施設を見てきたわけではありませんが、
やせていて認知症、というのはしっくりきます。
介護的には、認知症は本当に家族の精神に耐えがたい苦痛ですが、
太っている人の介護は、介護者の身体に大きな苦痛を与えます。
新型コロナウイルスは、高齢者介護に疲れた人の思念で生まれたウイルスかも?
なーんてね。

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