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2020年3月15日日曜日

人工呼吸器が足りない

新型コロナウイルスで重症者に人工呼吸器が足りない、ということに
対して、日本政府は3000台を用意するそうです。
少し安心できる話です。
イタリアでは、60歳以上の人には人工呼吸器をつけないそうです、
理由は足りないから。

日本の首相は何も言うことはないのに、わざわざ記者会見をひらきました。
イギリスの首相はこう言った。
「これは近代最悪の健康危機だ、季節性インフルエンザと比べる人もいるが、
 悲しいことにそれは間違いだ。
 免疫がないゆえに危険で、これからも蔓延し続ける。
 国民に向け率直に述べるが、 
 終息するまでに、より多くの家族が大切な人を失うことになる」
この演説の最後は「過去に厳しい経験を克服していきたこの国はこの流行を克服する」
で終わる。
ナチスドイツの侵攻を乗り越えたように、戦い抜こう、と開戦宣言をした。
イギリスのテレビはイギリスでは、人口の60%が感染し、
200万人が重体となり、27万人が死亡する予測を報道している。
日本ではそのような本気の報道は全くない。

イギリスは先進国、医療崩壊なんてないのでは、と思いがちですが、
実はイギリスも医療事情はとても悪く、
普段から、救急車で運ばれた人のほとんどが、診察まで4時間待たされる、
ということがおこっています。
ですから、首相の発言は現実的なのです。

イタリアではすでに医療崩壊がおきて、毎日200人近くが死亡しています。
PIGSという言葉がニュースになった頃、財政再建のために、これらの国では
医療施設、医師や看護師を削減しました。
イタリアでは平常時でもカツカツの医療資源だったので、
あっという間に医療崩壊がおきて、家で死亡する人が激増しています。
実は日本も厚生労働省が、日本中の公立病院を削減しようとしていた矢先でした。
日本ではまだ削減されていませんでした。
本当に運が良かったです。
これに懲りて、公立病院削減とか、やめなさいね!!

アメリカは毎年季節性インフルエンザで数万人が死亡していますので、
(日本では3000人程度それもほとんどが高齢者)
新型コロナウイルスではその10倍が犠牲になるかもしれません。
アメリカは新型コロナウイルスの致死率は
インフルエンザの10倍と発表しているからです。
これは「医療問題ではなく、ウイルスが悪性だからだよ」というメッセージが
読み取れます」本当はアメリカの医療事情が悪いからこんなに死ぬのですが・・・

フィリピンでは普段から、道端で人が死んでいるのが普通だそうです。
(フィリピン人から聞いた話)
それを見た人は、この人が努力しなかったから、と思うそうです。
日本のように国が全てを用意してくれて助けてくれるような国は世界にはありません。

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