アメリカの看護施設で新型コロナウイルスの集団感染がおきています。
ワシントン州カークランドのライフケアセンター(介護施設)
では3人の死亡が確認され、アメリカ全体で9人が感染して死亡しました。
日本でも介護施設に感染者が出た場合、このように多くの死者がでることが
予想される、怖ろしい案件です。
76歳の介護利用者は、膝のリハビリのため11月からにここに入居していました。
彼女は2月の25日に咳と息切れがありましたが、
発熱がなく、基準を満たさなかったため、コロナウイルスの検査ができませんでした。
遺族は「ひどい、熱がないからウイルスを持っていないとは言えないのに」
と言います。そして「重症になってから搬送するなんて」と憤ります。
アメリカでも日本と同様に、検査ができないという事態になっています。
もう1人の介護施設の犠牲者は、80代の利用者で、家族の家で亡くなりました。
もう1人は54歳で、基礎疾患があった、ということです。
この施設では発生当初、1人の利用者と1人の職員が感染していて、
50人程度が風邪のような症状を訴えていた。
この施設には288人がいる、ということでした。
このニュースは日本では詳細に報告されていません。
日本の高齢者と家族がパニックになることを恐れているのかもしれません。
しかし、日本でも介護職の感染が発覚しましたので、
このような事案の発生は時間の問題だと思います。
その時、感染した職員を加害者扱いするようなことがおきないことを祈ります。
誰がいつどこで感染するかはわからず、明日は我が身という意識をもつことが大事です。
ワシントンでは、学校の休校や大規模なイベントのキャンセルを要請するような
事態になっています。
これはほぼ3月5日の日本と同じ状況です。
それでもアメリカは、日本への渡航を制限するそうです。
どちらも同じなのに(笑)
一部の学校や企業では閉鎖されましたが、全ての学校の閉鎖をすると、
病院関係者が仕事に行かれなくなる、などの障害がでるため、
州の保健当局は、学校の閉鎖は、患者が出ないかぎり推奨しない、
というのがアメリカの対応です。
日本もそのような現実的な対応をしていただきたかったです。
日本の総理は「政治はやってる感が大事なんだよ」という発言をするような人です。
今の日本の総理大臣が聡明でなかったことを嘆きます。
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