こちらの報告によると、非結核性抗酸菌症(肺MAC症)の患者が肺がんになると、
発見が遅れる傾向があるので、その画像には注意が必要だとうことです。
そして肺MAC症には一定数の割合で肺がんを合併する、という研究です。
https://www.kekkaku.gr.jp/pub/vol89(2014)/vol89no8p691-695.pdf
その癌は腺癌が多く、肺MAC症と癌は同一肺葉内に存在する症例が多いということです。
しかし、肺MAC症と癌がどう関連しているのかは不明だということです。
この医療機関で治療をした530例の肺MAC症患者のうち13例に癌の合併があったという。
肺MAC症と癌の両方を同時に発見したのは6人、肺MAC症が先に発見されたのは7人。
平均年齢73歳、男性6人のうち5人は喫煙者でCOPDも合併。
肺MAC症と癌の合併率は2.4%、この症例の平均年齢は73歳。
高齢者施設で働く私の常識としては、70歳以上ではほとんどの人が2つ以上。
多い人だとA4の書類の半分が病名で埋まるほどの病気を持っています。
平均年齢が73歳というのは、そんなお年頃です。
0 件のコメント:
コメントを投稿