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2020年5月20日水曜日

日本で感染者が少ない理由

先日大阪で新型コロナウイルスのPCR検査を301人にして、陽性が0人だった。
例年風邪が流行る時期ではない5月。
この5月に、熱を出して病院には多くの大人が診察を受けている。
子どもが熱を出すのは当たり前、しかし大勢の大人が熱を出している、
この状況は明らかにおかしい。

日本では、目安という名の基準が変わってからも、
新型コロナウイルスでPCR検査を受けるのはとても難しい。
うけさせてもらえないのだ。
私も受けさせてもらえなかった1人だ。
PCR検査をうけられるということは、医師が間違いなく新型コロナウイルスだ
と確信した人だけなのだ。
それで検査した301人の中に感染者がゼロ?ありえない。
中国では患者急増で検査が追い付かなくなった時、
医師がコロナだろうと思った患者は、感染者としてカウントしていた。

陰性になる理由には、検査時のウイルスが少なくて検出できない場合がある。
感染してからの時間によって、ウイルスのいる場所に違いが生じる。
そのため採取した場所にウイルスがいないと陰性になることがあります。
この場合は患者が感染していない、ということにはなりません。
喉のサンプルの方が、鼻のサンプルよりも検出できない場合が多い、
痰から検出することも効果的だが、喉と痰同時に検出できるとは限らない。
また、詐取したサンプルの質が悪いということも考えられる。

さらに、検査の時期が早すぎる、遅すぎる、ということもある。
遅すぎると、ウイルス量が減っているので陰性になる、つまり治ってしまっている、
ということだ。
日本では症状が出て診察すると医師に「悪くなったらもう一度来て」
と言われて家に帰されることが多い。
こうして数日が経ち治ってしまうこともあるだろう。
感染してから何日で治るかは公表されていない、
しかし発症後1週間でウイルスは感染力を失う、という研究が報道されている。
感染していても、こういう場合は感染者にカウントされない。

検査の時期が早すぎて陰性になった可能性のある人は、
本来は時期をずらせて再度検査をする必要がある。
しかし、日本では一度陰性が出ると、これが確定となる。
この人は陰性です、誰にもうつしません、ということになってしまう。
日本では初めの検査で陰性になった人が、再度検査をすることは絶対にない。

PCR検査では、感染してから始めの1週間で感染を検出できるのは66.7%です。
これらの理由で本当は感染していただろう人々が感染者としてカウントされなかった。
その結果日本は感染者としてカウントされる人がとても少ない。
しかし死者が少ないため、これらは大きな問題にはならない。
なにか不思議な理由があるのだろう、日本人の死者が少ないのは。

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