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2021年4月12日月曜日

ヤングケアラー

私の住む建物の下の階にヤングケアラーがいます。先日まで高校の制服を着ていましたが、今は平日でもお母さんの車椅子を押している姿をよく見かけます。学校へ進学することもできず、昼間の職につくこともなく、親の介護をしているようです。夕方出かけていくので、夜働いているのでしょうか?ラフな服装で出かけて行くので、アルバイトか何かのようです。
この母親はまだ50代くらいで歩くことができるようですが、子どもに車椅子を押してもらっています。手も不自由ではないようです、自分でドアを開けていましたから。私が言いたいは、子どもを犠牲にして世話をさせるほど悪くないんじゃないかと思うんです。自分でやると行政からのお金が減ったりするからでしょうか?一般的にそういうことはあります。
介護施設で働いているので、要介護者をいろいろみてきましたが、介護してもらっている人は、できることでも自分でしない人がほとんどです。できるのにしないの、ホントに腹立つ(笑)服の脱ぎ着の時に「できますか?」と聞くとたいていできないと言います。「袖を引っ張って下さい」と言えばやるんですよ、できるんですよ、でもやってもらう気マンマンだから。
ひどい人は「がんばってこれやって下さい」と言うと「そうやってバカにして」と言って泣いたりします(ため息)
子どもを家に縛り付けなくても、車椅子に乗るほどなら、訪問介護を入れて子どもを解放してあげればいいのに、といつも思います。
高校を出てからまともに働かないでいたら、親にもしものことがあった時、一人で生きていけないでしょう。子どもが一人で生きていけるようにするのが親のつとめでしょう?子どもを犠牲にしてでも生きていく生物は、地球上で人間だけです。タコは子どもを守っている間食事ができないので、卵が孵化するころ餓死します。クジラは子育て中は餌のない海にいるので、何も食べずに子どもを育てます。人間以外はみんなそんな感じです。人間恥ずかしい。

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