長く便秘をしている人にする摘便という医療行為があります。今までいろいろな高齢者施設で働きましたが、見たことがありせんでした。しかし今の施設は頻繁に行っています、施設の方針なのでしょうか。医療行為といっても医師ではなく看護師がやります。排便が数日ないとすぐにやります。定期的な医師の訪問診療がある施設だと医師に下剤を出してもらえるからやらないのかもしれません。施設では自分や家族が持ってくれば市販薬を飲むことができますが、施設で薬を出すことはできないからです。施設にいるのはもうすでにオムツやリハパンをしている人だからいいけど、若い人が摘便をすると、大変なことになってしまうそうです。
医師が書いている「自己流便秘治療の悲劇、自分でかき出し肛門麻痺になった女性も」を読みましたが、ぜひ読んでみて下さい。怖いですねホントに。この先生の患者はほとんどが手遅れになってから来院するそうです。
日本では便秘が病気だという概念がないのが全ての過ちの根元だそうです。欧米だけでなく、世界中で便秘の良い薬が普通に処方されているのに、日本では便秘になると市販薬、体操、サプリに頼るのが普通になっています。それで便秘をこじらせた人が便秘の辛さに我慢できずに自己流で摘便をしてしまうのだとか。便秘は病気です、早めに専門医に診てもらいましょう。
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