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2021年8月6日金曜日

横紋筋融解症

15歳の子が打った後に横紋筋融解症になった、というツイートがありました。血液検査では肝障害もあったそうです。打った後嘔吐が止まらない、ということで夜中に救急受診してわかったそうですが、そのうち治るだろう、という親でなくて良かったです。でも15歳は感染してもほとんどが重症化しないのに、なんで打たせるんだろう。打って重症になってしまいましたね、夏休みは病院で終わります。横紋筋融解症は、筋肉を作っている骨格筋細胞が溶けたり
壊死したりして、筋肉の成分が血液中に溶け出してしまう病気です。薬物の副作用でなることがあります。ニューキノロン系の薬剤(抗菌薬)などでおこることが知られています。
症状は、
▪手足がしびれる。
▪手足に力が入らない。
▪手足、肩、腰、全身の筋肉が痛んだり、こわばったりする。
▪全身がだるい。
▪尿の色が赤褐色になる。
あれ?尿の色が赤褐色になる以外、打った後ツイートしてる人の多くが訴えている症状と同じですね。ほとんどの人がその後改善しているようですが、一時的にでも横紋筋融解症になっていたり、なりかけているのかもしれません。怖いですね。
横紋筋融解症で溶け出した大量のミオグロビンが尿細管を閉塞して急性腎不全をおこすことが多い。また、循環血液量減少によるショックや、高カリウム血症による突然の心停止の危険もある病気です。

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